安全な米づくり
かやもり農園の米づくりへのこだわり
私は農業の学校にも通ったことがありません。
若い頃に1人の先生の教えを受け、
それを基礎に稲と土と気候と対話しながら
30年以上稲づくりを実践で学んできました。
大体のことは掘り起こした稲の根っこが
教えてくれます。
これが植酸栽培なのです。
安心・安全と自信を持って言えるコシヒカリを
食べる人のための米づくり
食べる人のために育て、届ける。
私たちは「食べる人のために」という言葉を常に心掛け、
安全で美味しい米を育て、お客様にお届けしています。
かやもり農園のこだわり
かやもり農園のこだわり
植酸栽培
稲自身の免疫力・成長力を高める
植物が根から分泌する有機酸を利用し
土壌の浄化と活性化を施す栽培方法です。
何年もかけて環境の良い土壌ができると稲自身の力が発揮され、
稲はたくましく美味しいお米を実らせます。
※植酸液肥散布の様子
植酸とは植物自身が生きるために根から分泌する有機酸のことを示します。その成分を利用して稲自身の成長力と免疫力を発揮させる栽培方法です。植物が根から分泌する81種類の成分のうちの16種類の有機酸成分を精製して栽培途中などに投与します。
私の仕事は稲を育てるのではなく、稲が育つ環境を創り、その環境を維持することだと考えています。
良い環境の中で稲は自身の力で成長し、立派な稲穂を実らせるのです。
左・植酸栽培:
右・一般栽培
良い環境の中で稲は立派な稲穂を実らせる
かやもり農園のこだわり
鮭の肥料
かやもり農園にしかできない米づくり
かやもり農園で使用する肥料は自分たちで作っています。その原料はなんと鮭!!地元の川では毎年春に百万匹の鮭の稚魚を放流し、世界の海を泳いだ鮭たちはやがて大人になり4年後の秋に産卵のために自分が生まれた川へ帰ってきます。
地元の加茂川を遡上する鮭
加茂川漁協は川にウライを仕掛けて約1万匹の鮭を捕獲し、稚魚を孵化させるための卵を採取しますが、鮭の体の部分は使いみちが無く処分に困っていました。川を上った鮭は臭くてとても食べれるような品物ではありません。
すべての鮭を引き取り肥料に
発酵、熟成させて作られた鮭のボカシ肥料
そこで、かやもり農園はすべての鮭を引き取り、発酵、熟成させてボカシ肥料に作りかえることにしました。これが土作りにとても良い肥料になるんです。まさに自然の恵み。
かやもり農園のこだわり
肥沃な土を育てる
長い時間をかけ、稲が育つ土壌を育てる
私が思う肥沃な土とは、稲が細かい根まで健全に生きられる環境の土壌です。細かい根っこがあることによって稲が必要な養分をバランスよく吸収する力を持ち、自身の成長力や病気に対する免疫力などを発揮できます。
稲が育つ健全な環境を長い年月をかけ創る
現代の農地には土の中に植物にとって害となるものが存在します。
それを取り除いてから土作りをしなければ本当に植物にとって良い環境は作れないのです。
細かい根まで養分を吸収する
最適な土壌で育つ稲は美味しいお米を実らせる
植物にとって害となる成分とは硫酸、塩酸、石膏などなど。これらは夏の暑い時期になるとガスとなって地下の低い層から湧き上がり稲の根っこを侵します。この土壌の中からそれらの成分を無くすためには何年も有機酸を利用し続けてやっと除去できるのです。そしてそのうえで良質な有機質を与えて肥沃な土が出来上がっていきます。
だから私たちは
安全な米を生産する
私は娘が生まれた時をきっかけに米作りへの意識が変わりました。
60年前には症状の存在さえも知られていなかったアレルギーが
現代では生まれたばかりの子供たちまでがその症状に苦しめられています。
たった数十年の間でこれだけ目に見えて人間の遺伝子が弱っているのに世間では安全な食など
そっちのけで主食の米でさえもただの商売の道具にされていることが生産者として、子の親として許せなかったんです。
かやもり農園は化学肥料を使わず、鮭を原料にした肥料づくりから手掛けて米づくりをしています。
薬剤は、田植えから約一ヶ月の間、土の表面に被膜を貼り雑草の種の発芽を抑える効果のための2成分のもの
(草を枯らすものではありません)を使用し、それ以外の農薬は一切使用しません。
消費者へ自信を持って「安心・安全の米」といえる米作りを、今までも、これからも続けていきます。